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TamagoN:弟12殻




「俺の力は加速する能力・・・・ま、そんだけさ」

禪五郎は頭をかきながら説明した。

加速し追いつかれた禪五郎達から離れようと、タマゴンは能力を使った。

体がフワッと浮き上がり、大吾とタマゴンの体はさっきまでいた場所に引き寄せられた。

「スピードが加速するだけの能力や、そないにビビるほどのもんでもなさそうやな」

タマゴンが体制を整えながらいう。

「そ、そうだろうか・・・」

「あいつの間合いに入らんかったら攻撃も食らわへん、距離を取りながら戦うんや!ビビリすぎやぞ大吾!」

タマゴンは任せと言わんばかりのドヤ顔だ。

「ああ、それとな能力の使い方やけど、もう大吾にも備わっとるんや、そやから・・・」

禪五郎が何かを投げる動作をした直後、後ろの入り口の壁に何かがぶつかる音が鳴り響いた。

壁石は削れいしが散乱している。さっき出て来た時にもお見舞いされたあれだ。

「お前等の力は逃げるだけの力か!!??逃げてばっかりじゃどうにも出来んぞ!」

また振りかぶった瞬間、石が弾け飛ぶ音が響く。

「石を投げてるんだ!!!それが加速してとんでもないスピードで僕たちに向かって来てるんだ!!!!」

背中を変な汗が流れる。

「こんなのくらったら頭吹っ飛んじゃうよ・・・・!!!」

「メジャーリーガーも真っ青やがな・・・・」

おどおどしている大吾だが、キッとタマゴンを睨みつけた。

「こんなもんの何処が怖いねん?行くぞ大吾!!突っ込め!!!!!!」

禪五郎に向かってタマゴンが走り出す。

「お・・・・おいっ!!」

大吾もわけがわからず前を気にしながら走り出す。

「ひっひひひひひひ、馬鹿かあいつら?死にたいなら殺してやれ!!」

モックロックの高笑いが風に乗って聞こえてくる。

ゴルフボール程の石を両手に数個ずつ持ちそれを軽く投げる禪五郎。

スピードに乗って石のミサイルが2人めがけ飛んでいく。

大吾は思わず地面にふさぎ込んだ。

「にゃははははははは!!」

今度はタマゴンの高笑いが聞こえてくる。大吾は何事かと顔を上げると、タマゴンの顔の数㌢前で5個の石が止まっている。

「そやからビビンないうたやろ?この石の15秒を戻す・・・・」

石は逆高速回転をし、禪五郎の両手めがけ戻っていく。しかも高速で。

ボキキキキッ!!!!「ぎゃああああああ!!!!!」

両手は石のミサイルによって骨をボキボキにへし折られたのだった。

「ワシは1メートル圏内にある物は、巻き戻せるんや」

「いでえええええええああ・・・なんて事すんだ・・・・ばかやろう・・ちくしょう・・・」

涙顔で睨む禪五郎。

「ざまーみろ!!ばーか!!」

風が大吾の髪をなびかせる。

きゃあああああああああああああ!!!

何処からか女の子の声が聞こえて来た。

「助けてええええ

聞き覚えのある声・・・・ゆずきちゃんだと気がつくのに時間はかからなかった。

「タマゴン!ゆずきちゃんの声だ!!でも、どこから・・・・」

「くくく、お姫様がお目覚めになられたみたいだな・・・・くくく、いててて・・・」

「お前、ゆずきちゃんをどうした!!!どこにいるんだ、ゆずきちゃんは!!!!」

「くくくく、いててて・・・早くしないと落ちちゃうぜ~・・・」

禪五郎の手から痛々しそうに血が垂れている。

「落ちる!!!??」

大吾はすぐ横の策から身を乗り出し左右を確認する。しかし、ゆずきちゃんは見当たらない。

誰か~~~!!!

左の方から風に流された声が聞こえて来た。

コの字に折れ曲がった校舎。大吾達のちょうど反対側に目を凝らすと、縄がくくりつけられているところが一カ所ある。

「くくく、じりじり腐っているんだぜ・・・」

痛々しかった手の血がいつのまにか止まっていた。

「俺たち選ばれた者の体ってよく出来てるよな~治癒力が半端無いぜ!!」

禪五郎は手で拳をつくると、大吾に振り下ろした。

「俺は触ったものを加速させる事が出来る、残念な事に生きた物だけは無理なのさ」

右頬を抑えながら起き上がる大吾。

モックロックに蹴られたタマゴンも顔を歪め起き上がる。

「だから、縄の寿命を加速させてある・・・じりじり腐りちぎれるように」

「ひっひひひ、さあて時間内に助け出す事ができるかな~~~~ひひひひひひ!!!」

禪五郎とモックロックが、大吾とタマゴンの前に立ちふさがり見下ろした。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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こんにちは

加速する能力というのは触ったものが腐ったり、スピードが速くなったりする能力なんですね。
新幹線に触れば、スピードがすごく速くなったりもするのかしら?
テレビに触ったらどうなるんだろうとか、でもそうしたら、着ている服もすぐ腐ってしまうのかな?

なにかいろいろ考えて楽しかったです。

Re: こんにちは

説明不足ですみません^^;

加速する=スピードであったり、加速する=寿命であったりします。

その時によって使い分けが出来るようです。

服にさわったら・・・・かなり危ない能力です(笑)
おら、ピンチなんだ・・・
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