交換物語:PAGE7
朝からニュースでは、前日に起こった「渋谷タワレコ前無差別大量殺人事件」で持ち切りだった。
死者23名、内警察官6名。
テロの可能性も考えられたが、一部の目撃者により犯人は女性と判明。
依然逃走中とのこと。
全国に恐怖が走った。
このニュースが目立ったせいか○○区で起こった市役所員惨殺事件は薄れて見えた。
唯一発見されなかった死体として、釜山 禊 (32歳)を重要参考人として指名手配した。
自分の身に起こった事を今だ信じられないでいた能力者達は、
このニュースを見、日本を破滅させる力を持つ事を、人間の命を自分の手のひらで動かせる事を、
実感し恐怖するもの、狂気するものそれぞれだった。
朝、大好きな卵かけご飯を食べながら、ニュースを見ていた大吾。
「こ、これって僕みたいな力を持った人がやったことなの・・・?」
タマゴンと名付けられた狗は答える。
「そうやろな・・・昨日ワシとおんなじ(気)が2つ感じられたさかい、間違いない思うは」
「・・・そんな・・・こんな人達を止める事なんてできるなかな・・・・」
「・・・・ええか、もっぺん言うけどワシ等の力は破滅の力や、人間を滅ぼす為に選ばれた大吾や他の能力者は
仲間や!争う事はいらへんねん。ワシ等の敵は人間や・・・・・それをふまえて、はい、いうてみ・・」
「・・・僕がこいつ等を倒す!!!」
「・・・アホやで、完全にアホや」
「嫌だっていっただろ!親や友達がいなくなるなんて!!そんな事になるなら僕が止める!!!」
「ワシ怪我すんのいややわ~・・・」
大吾は決意の眼差しでテレビを見つめていた。
「大吾っゆずきちゃん迎えに来てくれたわよ!!!早くしなさい!!!」
郡山(こおりやま) ゆずき (11歳・小学5年生)
大吾の幼なじみで近所に住む女の子だ。毎朝迎えに来ては一緒に登校している。
「やっべもうそんな時間だっっ!!」
「学校いうやつか・・・楽しそうなところやの・・・何人の子供をコロ・・・・ぎゃわんっ!!!」
ランドセルを脳天に降りおろされるタマゴン。5年間使い古された黒いランドセルを背負い背中で答える。
「僕が守る!!!」
「冗談やがな・・・ワシもついて行かせてもらうで」
「ええええええ、来るの??」
「姿はお前にしか見えへんようにしとくさかい」
「ウロチョロするなよ!」
「はいはい、わかってま・・・それにワシおらんと力使えへんやろが、もしなんかあったらどないすんねん」
「・・・も、もしって・・・・・?」
「たとえやがな、もしや、もし!!!(・・・ったく、なんやさっきからこの嫌な感じ・・・気のせいであってほしいもんやで・・・)」
カッポカッポ・・・
「ほんとにこの辺なのか??俺にはわかんねーぞ、なあおい・・・」
馬を引き連れ住宅街を歩く男。
通り過ぎる人々は怪しそうに男の方を見る。
それもそのはず一人で誰かに話しかけているのだから。
「ほんとにこの辺かよ・・・?なあ、なあっておい・・・」
「うっせーな!!俺にもわかっかよ!!昨日この辺で感じたんだよ、同じような気を」
黒い毛に凛々しいたて髪の馬は、イライラした様子で答えていた。
死者23名、内警察官6名。
テロの可能性も考えられたが、一部の目撃者により犯人は女性と判明。
依然逃走中とのこと。
全国に恐怖が走った。
このニュースが目立ったせいか○○区で起こった市役所員惨殺事件は薄れて見えた。
唯一発見されなかった死体として、釜山 禊 (32歳)を重要参考人として指名手配した。
自分の身に起こった事を今だ信じられないでいた能力者達は、
このニュースを見、日本を破滅させる力を持つ事を、人間の命を自分の手のひらで動かせる事を、
実感し恐怖するもの、狂気するものそれぞれだった。
朝、大好きな卵かけご飯を食べながら、ニュースを見ていた大吾。
「こ、これって僕みたいな力を持った人がやったことなの・・・?」
タマゴンと名付けられた狗は答える。
「そうやろな・・・昨日ワシとおんなじ(気)が2つ感じられたさかい、間違いない思うは」
「・・・そんな・・・こんな人達を止める事なんてできるなかな・・・・」
「・・・・ええか、もっぺん言うけどワシ等の力は破滅の力や、人間を滅ぼす為に選ばれた大吾や他の能力者は
仲間や!争う事はいらへんねん。ワシ等の敵は人間や・・・・・それをふまえて、はい、いうてみ・・」
「・・・僕がこいつ等を倒す!!!」
「・・・アホやで、完全にアホや」
「嫌だっていっただろ!親や友達がいなくなるなんて!!そんな事になるなら僕が止める!!!」
「ワシ怪我すんのいややわ~・・・」
大吾は決意の眼差しでテレビを見つめていた。
「大吾っゆずきちゃん迎えに来てくれたわよ!!!早くしなさい!!!」
郡山(こおりやま) ゆずき (11歳・小学5年生)
大吾の幼なじみで近所に住む女の子だ。毎朝迎えに来ては一緒に登校している。
「やっべもうそんな時間だっっ!!」
「学校いうやつか・・・楽しそうなところやの・・・何人の子供をコロ・・・・ぎゃわんっ!!!」
ランドセルを脳天に降りおろされるタマゴン。5年間使い古された黒いランドセルを背負い背中で答える。
「僕が守る!!!」
「冗談やがな・・・ワシもついて行かせてもらうで」
「ええええええ、来るの??」
「姿はお前にしか見えへんようにしとくさかい」
「ウロチョロするなよ!」
「はいはい、わかってま・・・それにワシおらんと力使えへんやろが、もしなんかあったらどないすんねん」
「・・・も、もしって・・・・・?」
「たとえやがな、もしや、もし!!!(・・・ったく、なんやさっきからこの嫌な感じ・・・気のせいであってほしいもんやで・・・)」
カッポカッポ・・・
「ほんとにこの辺なのか??俺にはわかんねーぞ、なあおい・・・」
馬を引き連れ住宅街を歩く男。
通り過ぎる人々は怪しそうに男の方を見る。
それもそのはず一人で誰かに話しかけているのだから。
「ほんとにこの辺かよ・・・?なあ、なあっておい・・・」
「うっせーな!!俺にもわかっかよ!!昨日この辺で感じたんだよ、同じような気を」
黒い毛に凛々しいたて髪の馬は、イライラした様子で答えていた。
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コメント
No title
こんにちは
久しぶりの大吾君登場で、ほっとしました。でも前回のいつみさんは銃撃を浴びても平気だったんでしょうか?だとしたら、大吾君も無敵ですね。
狗蛇鳥馬ですね。だとしたらラスボスは龍かなあ・・・・・などと想像をめぐらせています。
続き楽しみです。
久しぶりの大吾君登場で、ほっとしました。でも前回のいつみさんは銃撃を浴びても平気だったんでしょうか?だとしたら、大吾君も無敵ですね。
狗蛇鳥馬ですね。だとしたらラスボスは龍かなあ・・・・・などと想像をめぐらせています。
続き楽しみです。
Re: No title
こんにちは♪
いつみさんの無敵さは能力に関係してきます。
おいおい説明して行くつもりではありますが。
大吾は無敵・・?・・どうなるんでしょう♪
いつみさんの無敵さは能力に関係してきます。
おいおい説明して行くつもりではありますが。
大吾は無敵・・?・・どうなるんでしょう♪