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交換物語:PAGE6

釜山が職場で血の惨劇を繰り広げている同時刻。

渋谷タワーレコード屋上に一人の女の子が立っていた。
彼女の名は「 桐乃いつみ 」24歳 
よく栗山千明に似ていると言われるが、うんざりだ。

いつみは、レディースタイプのサイドバックルレジャージャケットを羽織、
細長いスリムな足にはドレインパイプスリムパンツ(赤)を通し、獣の歯形のバックル、
回りにはスタッズがあしらわれ腰を囲っている。
ヒョウ柄のラバーソールをはきこなしたパンクファッションで下を行く人々を見下ろしていた。

「ほんとに終わらすのか?リーチ?」

「ええ、終わらせましょう貴女の手で」
いつみの隣には大きな鳥が羽を休めている。6時間前に付けられたリーチという名は中々のお気に入りみたいだ。
彼女は姿形が朱雀とかいう鳥に似ている。

「・・・・・・・・」

「怖い?」
リーチは下を見つめたまま、いつみに問いかける。

「・・・そりゃあね・・怖いわよ・・・・だって、・・・・ここにいる人間をアタシが殺せるんだからっ!!!」
いつみは玩具をもらった子供のような笑顔になる。

「ワクワクしてる自分が怖いってーの!!」

手に持っていたペットボトルの蓋を開け、中身を空へとぶちまけた。無数に飛び散った茶色く炭酸の効いた液体は大小の水玉を作った後、重力に身をゆだね道行く人達めがけ落下する。
何もしらず店の前を歩く人達。
徐々に液体は長細い先端の尖った形になり、ipodで音楽を聴く若者の脳天を貫いた。
目玉を仰け反らせ白目になって倒れ込む。頭からは血が吹き出していた。

きゃああああっ辺りで悲鳴が飛び交う。
目の前で血を吹き倒れる姿を見ながら、頭から血を噴き出す女性。何も知らずにあの世へ行くサラリーマン。
上を見上げた時、幾本もの液体を浴び体を穴だらけにする若者。

全ての液体が落ちた後には道路にも傷口にも何も残らず、ただ濡れているだけだった。

「残酷ショーの始まりだよ!」

その言葉が聞こえたのか聞こえるわけないのか、難をまのがれた若者が上を見上げ叫んでいる。

「あいつだ!!あいつが何かしたんだ!!」

その若者の足下に溜まる小さな液体が、股間を貫き口から飛び出る。

「串刺しヤロー、一丁上がり!」

下に向かって中指を立てる。
地面に残った液体や血が生き残った人々目がけ飛びかかる。タワレコ前の通りは死体の山となった。

「fuc○ you !! haha !」

屋上の扉が開き、警備員が二人駆け込んで来た。

「何やってるんだ貴様!!」

下にはパトカーも何台か到着したみたいだ。

「おとなしくしてろ!もう逃げられないからな!!」

「・・・おっさんさ、偉そうに人に指差してんじゃねーよ!!」

警備員目がけ唾を吐くと、そのうちの一人の目を貫き後ろの壁にへばりつく。

「な・・・・なにをした!大人しくしてろっていってるだろがああああああ!!!!!」

「人に釘指してんじゃねーよ・・・・」

もう一人の警備員も頭を貫かれ倒れ込む。

「お前等が釘さされろって(笑)」

「そこは笑えばいいところなの??」
リーチが真顔で聞いてくる。

「このセンスがわかんねーとは・・・」

「いつみの能力が液体を釘状の尖った物に変えて殺害する事と、ことわざの釘を刺すをかけてるって事よね??」

「・・・・そういうとこ嫌われるぜ・・・」

顔を赤くしていつみがいう。

「ワタシは突っ込みに専念すればいいってことよね??」
リーチはいたって真顔だ。

階段を警官達が駆け上がってくる音がする。後どれだけの血が流れるのか・・・。

「・・・・二人でオーディション受けるってか・・・・」


拳銃を構えた警官隊が、いつみに向かって叫んでいた。何発かの銃声がなり、屋上は血の海になった。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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No title

こんにちは。
 頭から液体が降ってきたら釘…恐いです。
 朱雀って鳥ですよね。犬蛇鳥…次は何かなあと想像しています。
 
 以前、二時間ドラマで魚を凍らせて凶器にして解凍して証拠隠滅って言うのを思い出しました。
 でもこれは証拠隠滅の必要はなさそうだし、ただただ恐怖を与えるためなら本当に恐いですね。

Re: No title

ありがとうございます。

氷を使ったトリックもありましたね。コナンでもあったな~。

証拠隠滅には最高の能力です。
おら、ピンチなんだ・・・
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